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松林桂月 買取させていただきました

12 .11 .2022

鎌倉の骨董屋R antiquesです。

松林桂月の掛軸、鎌倉在住のお客様から
買取りさせていただきました!

松林桂月は1876年に生まれの
明治・大正・昭和の三代を生き、
数々の名作を残した、
近代日本画を代表する巨匠です。

山口県の萩市に生まれた松林桂月の本名は篤で、
妻の松林雪貞も日本画家として有名です。

繊細で華麗な花鳥画を得意とした妻の雪貞は、
生涯にわたり桂月の画業を支えた
大きな存在となりました。

幼い頃から絵を好むとともに、
読書や漢詩にも早くから親しんでいた桂月。

野口幽谷に南画を学ぶと、
みるみるその才能を開花させていきます。

ちなみに妻 雪貞とは
同門の妹弟子ということで出逢いました。

 

 

幽谷が没すると、
その後は誰の元にもつかず、
桂月はほぼ独学で絵の道を極めていきました。

しかし、その実力は類を見ることが無く、
南画の実力者として周囲に名を轟かせるようになっていきます。

昭和期に入ってからはさらに勢いをまし、
さらに充実した画風で作品を生み出し続け
墨線を基調とする
繊細な作品を多く描き残しています。

ちなみに桂月は皇室崇敬の念が強い人物で、
戦時中も「陛下が疎開されぬなら」と、
自らも疎開しませんでした。

横山大観や川合玉堂、鏑木清方などの
当時の有力作家が疎開で東京を離れていた中、
東京に留まった桂月は、
終戦半年後に開催された日展の開催に奔走。

審査主任として展覧会を取り仕切り、
見事成功させています。

 

晩年も画壇の長老格として、
日展の運営でも奮闘した桂月。

水墨を主体とした作品に
詩を加えるスタイルで、

中国文人の理想、
詩と書と画に優れることを意味する
まさに“詩書画三絶”を
追い求めた人物でした。

 

R antiques では
松林桂月の作品、買取りいたします。

鎌倉、逗子、葉山、藤沢、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原などの地域の骨董品の買い取りも行っております。

何かございましたらお気軽にご相談ください。

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